新しいFUJIFILM の23mmレンズの発売がいよいよ今月になりました。
XF23mmF1.4 R LM WR。
昨年の11月に発売予定だったものが延期となっておりました。
今回は私が1番使用しているFUJIFILM Xシリーズの23mmのレンズをご紹介したいと思います。
35mm判換算35mmという焦点距離
私がFUJIFILM Xマウントで1番使用しているレンズはXF23mmF1.4 Rです。
もちろんFUJIFILM のXマウントはAPS-Cセンサーなので35mm判換算で35mm相当となります。
換算35mmの焦点距離といえば少し広角な標準レンズとして持っている人も多いのではないではないでしょうか。
私は新しいメーカーのカメラを買ったらまずは換算35mmの単焦点レンズを買います。
使いこなせるかどうかはわかりませんが、とりあえず楽しく撮りたいものが撮れる、という感じです。
標準レンズで人気な換算50mmのレンズの方が苦手です。
スナップやテーブルフォトでももう少し広角が欲しくなります。
最近では換算40mmの焦点距離も人気なようです。
換算35mmでは広い、換算50mmでは長い、という人にはしっくり来るようです。
そういう私もCANONのEF40mm F2.8を愛用しています。
何気なく自然に見ている画角が換算35mmという説があります。
撮りたいものとの距離感、撮れる写真の広さ、が自分には合っているのだと思います。
FUJIFILM の焦点距離23mmのレンズ
FIUJIFILMで現在発売されている23mmのレンズ(換算35mm)は2本です。
自分で購入してずっと使用しているXF23mmF1.4R。
モニターで少し使わせていただいたXF23mmF2 WR。
写真データも含めて紹介します。
XF23mmF1.4 R
主な仕様
- 型番:フジノンレンズ XF23mmF1.4 R
- レンズ構成:8群11枚(非球面レンズ1枚)
- 焦点距離:f=23mm(35mm判換算:35mm相当)
- 画角:63.4°
- 最大口径比(開放絞り):F1.4
- 最小絞り:F16
- 絞り形式:羽根枚数:7枚(円形絞り) ステップ段差:1/3ステップ(全22段)
- 撮影距離範囲:標準:0.6m〜∞ マクロ:28cm〜∞
- 最大撮影倍率:0.1倍
- 外形寸法:最大径×長さ(約):ø72mm×63mm
- 質量(約):300g
- フィルターサイズ:ø62mm
発売は2015年10月だったようです。
私がこのレンズを買った正確な日は不明ですが写真データを見ると2016年9月には使用していたようです。
7年ぶりのモデルチェンジとなりますね。
現在、新品で約9万円で購入できるようです。
本体には花形フードが付属します。
最近発売されたFUJIFILMのレンズに付属するフードはボタン式のロック機構や少し硬めになっているものがありますがこのフードは使っていると緩くなってしまいます。
私はフードが緩くなってきてしまったのでフードのみ追加で購入しました。
市販されているものではないのでメーカーに直接相談しましたが、カメラのキタムラなどでも相談可能かも知れません。
特徴的なのがフォーカスリングの機構です。
フォーカスリングを前後することでオートフォーカスとマニュアルフォーカスを切り替えることができます。
新型にはこの機構はなく、近代のレンズには一般的なフォーカスリングになるようです。
XF23mmF1.4 Rの作例
グダリ沼のページでもご紹介した写真です。
23mmで風景を撮ることに違和感がある方もいらっしゃると思いますが、意外と撮れます。スナップ感覚で手持ちで撮影しています。
F5.6まで絞り込むとはっきりとした描写です。
こちらもグダリ沼で撮影した写真です。
F3.6と少し絞った状態ですが、ボケの感じもとても綺麗だと思います。
レンズ1本だけ持っていく。
という点では旅行などの記録写真も大切なポイントだと思います。
テーブルフォトなどの撮影にも使えます。ちょっと寄れないのが残念なポイントです。
XF23mmF2 R WR
主な仕様
- 型番:フジノンレンズ XF23mmF2 R WR
- レンズ構成:6群10枚(非球面レンズ2枚)
- 焦点距離:f=23mm(35mm判換算:35mm相当)
- 画角:63.4°
- 最大口径比(開放絞り):F2
- 最小絞り:F16
- 絞り形式:羽根枚数:9枚(円形絞り) ステップ段差:1/3ステップ(全19段)
- 撮影距離範囲:22cm〜∞
- 最大撮影倍率:0.13倍
- 外形寸法:最大径×長さ(約):ø60.0mm×51.9mm
- 質量(約):180g
- フィルターサイズ:ø43mm
前述の通り、FUJIFILMのモニターキャンペーンで短期間ですがお借りして使用していたことがあります。
実際に使用してみて、購入しようと思っていた時期もありましたが、購入しませんでした。購入に至らなかった理由は、F1.4のレンズを所有していたから、です。
F2のレンズの特徴としては、とても小さく軽いです。
F1.4のレンズとは異なり、オートフォーカスは静かです。
また、フォーカスリングは前後に動かさなくても回すことができます。
F1.4よりも寄れるのもポイントです。
テーブルフォトにも使いやすいレンズです。
そして何より値段が安いのが魅力です。
新品でも5万円程度で購入することができます。
他のF2シリーズの35mmや50mmも安いので使用している人は多いのではないでしょうか。
別売りのレンズフードを付けるととてもかっこよくなります。
XF23mmF2 R WRの作例
紅葉になった壁を背景にストロボ1灯で撮影しました。
発色もとても良く、F5まで絞るとしっかり写ってくれました。
グダリ沼周辺で撮影した1枚です。
F2ではありますが、ボケも綺麗だと思います。
【おまけ】X100F
実はコンパクトカメラのX100シリーズも23mmの選択肢としてあります。
私はX100Fを使用していました。
レンズ交換式のカメラがメインでX100Fの使用頻度が少なかったため手放してしまいました。
23mmの焦点距離やコンパクトさがしっくりくる人には現行のX100Vもおすすめです。
X100F作例
コンデジということで気軽に持ち出せるのは大きなポイントです。
こちらも風景写真にも使用できます。
出張の際にも持ち歩いていました。
最大撮影倍率が0.25倍、最短撮影距離が10cmということでもレンズ交換式の2本と比べても寄れるレンズです。
もちろんFUJIFILMの特徴であるフィルムシュミレーションも搭載されています。
X100シリーズはスナップに使用する方が多いようですね。
XF23mmF1.4 R LM WR
主な仕様
- 型番:フジノンレンズ XF23mmF1.4 LM RR
- レンズ構成:10群51枚(非球面レンズ2枚、EDレンズ3枚)
- 焦点距離:f=23mm(35mm判換算:35mm相当)
- 画角:63.4°
- 最大口径比(開放絞り):F1.4
- 最小絞り:F16
- 絞り形式:羽根枚数:9枚(円形絞り) ステップ段差:1/3ステップ(全22段)
- 撮影距離範囲:19cm〜∞
- 最大撮影倍率:0.2倍
- 外形寸法:最大径×長さ(約):ø67mm×77.8mm
- 質量(約):376g
- フィルターサイズ:ø58mm
新型レンズのスペックを紹介します。
すでに発売されているXF18mmとXF33mmと一緒に開発されたということで似たような外観となっています。
注目のポイントはやはり寄れるということ。
旧型では60cmだったのが新型では19cmに、最大撮影倍率は0.1倍から0.2倍になっています。より使い勝手のいいレンズになっているようです。
レンズ構成も豪華になっていますが、その分、サイズも大きく、重さも重くなっているようです。
事前のレビューでも解像感の違いなどが大きく取り上げられており、楽しみなレンズですね。
まとめ
新しく発売される23mmはもちろん購入したいと思っています。
また、現在使用している23mm F1.4と併用していこうと思っています。
FUJIFILMらしい描写も好みですし、AFのスピードも慣れてしまえば全然問題にはなりません。